こんにちは、「有松関人案内所(ありまつかんじんあんないじょ)」所長の武馬淑恵(ぶまよしえ)です。
遅ればせながら、この8月に開業した「有松関人案内所」のご紹介をします。
まずは、「関人」って何?と思う方、多いと思います。
それは当然のことで、私が作った言葉だからです。
書家の渡部裕子さんに書いていただきました
https://www.hirokowatanabe-sho.com/home/
有松のことを知り、好きになって、有松と「関わる人」「関係する人」を増やしたい。
有松のファンをつくるため、いろんな情報を案内していきたいと思っています。
これまで私は、名古屋市職員として21年間働き、いろんな方々との出会いをいただきました。その中でも、有松で出会った絞りの職人さんやお店の人たちの地元愛の強さ・誇りに感銘するとともに、住民同士が一緒になってまちのことに取り組む姿に驚きました。
2015年10月には、表彰状をいただきました。
私の地元・中村も、戦国武将の豊臣秀吉や加藤清正の出身地として小さなころから耳にすることが多く、毎年5月に開催される「太閤まつり」にも、稚児行列に参加したり、近所の友達とお小遣いを持って屋台での買い物を楽しみました。でも今、働きながら地元の中村に関わる機会はほとんどありません。
地元中村の象徴、赤い大鳥居
豊国神社の稚児行列に参加した時の写真(記憶にはない・・・)
そんな私には、大人になっても子どものころからの名前で呼び合う有松の人たちの繋がり・仲間意識の強さに驚き、憧れにも似た気持ちを抱くようになりました。
市役所を退職してからの2年間、有松のこと、絞りのことをもっと知りたくて、大学院に通ったり、絞組合の後継者育成事業に参加したり、また、有松の観光案内処で働く機会もいただきました。そこでより多くの有松の人たちと出会い、ご縁をいただくことができました。一方で、まだ有松は一部の人にしか知られていない「知る人ぞ知るまち」であることも痛感しました。
観光案内処がオープンした時には新聞にも
「有松関人案内所」を通じて、有松に来る機会を増やし、有松の人との出会いの機会を創出していきます。そして、一人でも多くの人に、有松の魅力を伝え、有松のファンになってまた再訪してもらえるような、気軽に来てもらえるようなまちになるよう、取り組んでいきます。